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久々に顔を見せてくれたんだね、ちょっとゆっくり話せたね。
死んだ事は分かっていると、親より先に逝った事、
悲しい思いをさせて「ごめん」と、言われて胸が締め付けられた。
「最近記憶が遠くなり、昔の事が思い出せない、
段々忘れて行ってるようだ、おかんの事だけは覚えてる」
それはね勝ちゃん、死んだら誰でも浄化して、
この世の事は忘れて行くの、産まれ変わる準備だよ、
今度生まれる時にはね、親を選んで生まれなアカンよ。
だけどホントは悲しい気持ち、勝ちゃんは私の勝ちゃんで、
いつまでも私の息子なのに、誰かの子供になるなんて。
今日は一日目がうるる、今度勝ちゃんの親になる、
誰かに嫉妬で一杯で、寂しさ悲しさ愛惜しさ。
まだまだ聞きたい事がある、母を覚えているうちに、
まだまだ話したい事がある、母を忘れるその日まで、
どうか毎晩来て欲しい、母の所に来て欲しい。
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